夏近し
夏の風物詩のひとつでもある蝉時雨。
昨年は、あまり聴こえてこなかったと思うのは私だけでしょうか。
当院産の蝉たちも、2号館建設以降、めっきりその姿を減らしたように思います。
その昔、当院にグランドや芝生があった頃には、敷地内にトンボやカマキリなどの姿を見つけることもあり、
同伴散歩の患者さんが、蝉の抜け殻を持って帰ってきたなんてこともありました。
余談ではありますが、私の地元の自宅周辺には、蝉が生息しておらず、蝉は図鑑の中でしか見ることができない貴重な存在でした。
地元のお祭の模擬店で蝉の抜け殻が山のように売られているを見て、少年心をくすぐられたことを思い出します。
現代において、虫をさわれない子供たち(大人も)が、たびたびとりだたされていることが、嘆かわしく感じられてしまう今日この頃です。
間もなく、訪れる夏。
今年もこの場所で、蝉たちの声を聴くことができるのでしょうか。
2022年6月8日
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