感染制御実践看護学講座を受講して
本年の4月から、東京医療保健大学で開講されている感染制御実践看護学講座を受講しました。
11月の終講まで、半年間以上、感染制御についてみっちりと学ぶことができました。
毎週金曜日・土曜日のスクーリングに加え、ゴールデンウイークや夏の集中講義では、感染制御の歴史を作ってきた大御所の先生方や、現場で実際に感染制御に取り組んでいる先生方からの貴重な講義を受け、多くのことを学ぶことができました。
スクーリングでは、微生物の実験で、ハンドスタンプも行いました。
左側は、アルコール手指消毒をしない手を培養したもの。
右側は、アルコール手指消毒をした手を培養したものです。
アルコール手指消毒をすることによって微生物(ピンクの部分)が減っています。
白いものは芽胞です。芽胞にはアルコール消毒剤が効きません。
なので、芽胞(ノロウイルスとか)は、しっかり流水と石鹸で手洗いをする必要があります。
また、指定施設実習では、5日間にわたり、実際に活躍している感染制御認定看護師に同行して、実践の場面から、現場に足を向けることの大切さや、人と人とのつながりの重要性を学びました。
病院内部は写せないので…とりあえず安田講堂
講座の後半は、自施設での課題に取り組む7週間の実習でした。
井之頭病院での手指衛生の実施状況や、耐性菌の検出状況など様々な課題に気が付き、実習を通して取り組みました。
限られた時間の中で、できたことは少ないですが、今後取り組むべき道筋が見えたように感じます。
志を同じにする、友との出会いも大きな成果でした。
北は北海道から、西は広島まで。
全国から集まった同級生たちがいたからこそ、大変な課題や実習を乗り越えることができましたし、楽しい時間を共有することができました。
今後、学んだ多くのことを、井之頭病院の現場に還元していきたいと思います。
2-3病棟 永岡 知生
2018年1月15日
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